足指伸ばして痛みの予防・対策
昔、下駄や草履を履いていた時代に外反母趾はなかったと言われています。
それは、鼻緒が足の親指と人差し指を離す役割をしていたこと、足まわりが固定されていないために足の親指で下駄や草履を持ち上げて歩いていたこと、足の指を踏んばることが多いことで、自然と親指の付け根や足の甲に筋肉がついていたからです。つまり、下駄や草履を履く生活は外反母趾になりにくいというわけです。
現代の靴と靴下をはく生活習慣では、靴下や靴によって常に足幅を細くする、足の指先を寄せる力がかかっています。
そのため、その力の影響をうけやすい、立ち仕事の多い職業の人、ハイヒールや足先の細いおしゃれな靴を好んで履く人は外反母趾になりやすいのです。若いときは大丈夫と思っていても、足幅と足先の圧迫が徐々に進行していって、中年以降に痛み出すことが多いのです
。外反母趾で悩む患者の男女比が、1:10で圧倒的に女性が多いのも、ハイヒールなどの靴が原因であることが明らかですね。
両親どちらかが、外反母趾で困った経験のある人は、遺伝的に足の関節が柔らかく外反母趾になりやすい場合があると言われています。
また、女性は男性に比べて関節が柔らかいことと、筋肉の発達も弱いためになりやすく、親指の長さが足の指の中で一番長い場合に外反母趾になりやすいと言われています。